国際協力の仕事にはつけなかったけれど

初めて海外に行ったのは、アジアの発展途上国でした。
学生の頃、国際協力の分野にとても興味がありました。
将来は、どんな形でも途上国の発展のために働きたいと考えていました。
残念ながら、自分の大学では文学部だったので、国際協力について学べる講義がありませんでした。
ですから、単位互換制度を利用して他大学の講義を受けてまで途上国の抱える問題を学びました。
日本もほんの少し前までは、戦後経済的にどん底の状態から発展を遂げてきた歴史があります。
そこには、もちろん他の国からの援助もあったはずです。

ある意味、夢と希望を持って海外渡航したわけです。
ところが、ボランティア活動を通して感じたのはこれまで思っていたのとは全然違うことでした。
子供たちの目がすごくキラキラしていたのに驚きました。
電機も水道もなく、時には食べるものにも困る生活の中でも生き生きと生活している人々がいました。
自分は恵まれているにもかかわらず、どうしてこんなに幸福感が薄いのかと思ってしまいました。
ボランティアスタッフとして活動する中でも、逆に現地の人々から教えてもらうことの方が多かったです。
多すぎて、すぐには消化できないくらいでした。

ともかく、帰国後はすごく進路に迷いました。
ただ言えることは、自分のように文学をまなんだ人間よりももっと実践的な技術や専門性の高い知識の方が役立ちそうだということです。
私が何か手伝いたくても、何もできないのではないかと思って無力感がこみ上げてきました。
それで結局は日本にいて、ここで出来るボランティア活動を続けています。
寄付やメッセージの発信など、探してみるとできることはたくさんあります。

初めて海外へ行ってから、かれこれ既に17年が経とうとしています。
現地で友達になった子は、夢を叶えて今ではドバイで忙しく働いています。
バイタリティがあってスマートで、彼女と知り合ってよかったと思っています。
あの時の事を思い出すと、まだまだ頑張らないといけないっていう気になります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です